Research and Possibilities
リサーチと可能性
この春受験を乗り超えて進学する皆さま、
進級する皆さま、
誠におめでとうございます。
これまでお母さまは、お子さまのために忙しい毎日を本当に頑張ってきたことと思います。
春休みには振り返る時間を少しとり、ご自身をいたわることも忘れないでいただきたいと思います。
さて、まなび研究所の学習塾では、今年度の見通しを共有するための「春の個人面談」が終わりました。
特に一人目のお子さんの場合は、
親子で1年間の流れを具体的に確認しておくことがとても大切です。
「毎年6月の2週目に定期テストがあり、昨年の出題範囲はこれです。範囲表に書かれていることを一つ一つ確認しながら勉強します」
こんなふうにカレンダーと範囲表を見せて具体的に伝えると、お子さんも自分のこととして身を乗り出します。
当たり前ですが、結果には準備の具合が大きく影響します。
「具体的に知る」「見通しを持つ」ことが成績を上げるスタートです。
『具体的に知る』『見通しを持つ』
ところで「具体的に知る」「見通しを持つ」ことが大切なのは、テストに限ったことではありません。
進学も同じです。
例えば北海道科学大学高校の「コンカレントプログラム」。
「コンカレント」とは同時並行と言う意味で、このプログラムは系列大学へ進学する高3生が秋から大学の授業の一部を受けて単位を取得できるというものです。
特に注目すべき点は、
大学の単位を先取りすることで大学1年の後期に授業のない時間(ギャップターム)を作ることができることです。
ギャップタームでは、
授業を気にしないで、いろいろなことに集中することができます。
大学生活は意外と忙しいので「4年の間に絶対留学する」と考えていても、「授業との兼ね合いで結局行けなかった」という話は珍しくないのです。
また「投資の勉強」と聞いて驚くかもしれませんが、有名大学の学生が全国のオンライン勉強会で質問しているのを見ることがあります。
就職時に会社の処理で一斉にideco(企業型確定拠出年金)に加入することを見越して、知識を得ておこうということだと思います。
これからの若者に必要な勉強だと思います。
さて、私がこのプログラムを知ったのは昨年です。
教頭先生から「北海道初です」とお伺いした時、「今はやる気さえあれば何でもできる時代なんだ!」とわくわくました。
と同時に、「進学も"受け身では足りない"ということを、ぜひ保護者様に知ってほしい」と思いました。
たぶん保護者様が学生の頃は、
留学もボランティアも意識が高い人の行動だったと思います。
でも今は状況が変わりました。
企業が生き残りをかけて
「自分の頭で将来を考えて行動できる人間」を探しているので、就職の面接ではそれを見極める真剣な質問が投げかけられます。
面接の質問例
「大学では何を学びましたか?
それ以外に何を得て、うちの会社でそれをどう活かしますか?」
「なぜ日本の大学を中断してまで留学したのですか?
そうしなければならなかった理由は何ですか?
その経験はこれからどういう場面で役立つと思いますか?」
もしも保護者さまが
「高校は一つでもランクの高いところに入ってほしい。可能性が広がるから」
とだけ思っているなら、考え方をアップデートする時期です。
「大学1年のギャップタームをどう使うか?
そのためにはこの高校に入って、3年生の時には…」
仮でいいので、一度そんな視点で高校受験を考えると、お子さまの気持ちに弾みがついて可能性が広がるのではないかと思います。
各高校の説明会が近づきましたら、改めて日程をお知らせ致します。
次回は小学生の学習について配信します。
最後までお読みいただきましてありがとうございました!
→北海道科学大学高校のHPはこちら
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