【北海道】高校受験のための模試
札幌進学ガイドをご覧いただきましてありがとうございます。
当サイトは、札幌と近郊の高校についてよく知らない方や塾や家庭教師の指導を受けていない方を想定し、札幌と近郊の高校受験について最低限知っておいてほしいことや役立つ情報をまとめています。
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7月、そろそろ部活の終わりが見えてくる頃。
「自分がどのくらいの力なのかを知っていたほうがいいから、模試を受けたほうがいいよ」と、先生から言われることがあると思います。
塾に通っている生徒は、たぶん中1からずっと受けているでしょう。
進路についてあまり考えていなかった人は、「難しい?」「受けなきゃだめ?」「どこに申し込むの?」と、少し不安に思うかもしれません。
このページでは、そもそもの話「模試ってなに?」からお伝えします。
目次
1.模試ってなに?
2.模試を受ける4つのメリット
3.申し込み方法
4.札幌進学サイトがお薦めする模試
1.模試とは何か
模試とは「模擬試験」の略で、入試問題を予測して本番と同じように行う試験のことです。
資格試験や大学入試、高校入試、中学入試などさまざまな種類があります。
北海道の高校を受験する場合、よく使われる模試は大きく分けて2種類あります。
「北海道学力コンクール」は、株式会社進学舎が実施している模試で、小・中学生を対象とし、毎年合わせて12万人以上が受験する道内最大の規模です。
事務局が用意する大きな会場の他に、提携している塾がそれぞれの教室を会場として実施します。会場に来れない人は、自宅で受験することもできます。
模試を行う大手の塾には、進学会グループの「北海道学力増進会」、錬成会グループの「札幌練成会」、秀英予備校などがあります。
ただし、北海道学力コンクールも並行して受験する生徒のために、試験日程はぶつからないようになっています。
各社とも、北海道の高校入試を研究して問題作成していますが、問題も合格予想判定基準も少しずつ異なります。
3月の高校入試の後、練成会は当日の夕方にテレビ放送で、学力コンクール事務局と増進会は後日ネットで、それぞれの合格予想ボーダーラインを発表します。
「北海道学力コンクール」についてもう少し詳しくお伝えします。
中1と中2の模試は、年に3回、4月・8月・12月に行われます。
中3は、10月・11月・1月末も加わって合計6回実施されます。
模試の結果は、「成績表」として試験後2〜3週間で自宅に郵送されます。得点やSS、志望校の合格パーセント、順位(受験者全体、所属中学校別、志望校別)、前回との比較など様々な情報を見ることができます。
模試の結果は、これからどのように勉強したらいいのかを考えたり、志望校を決めたりする大切な資料になります。
*成績表の見方について知りたい方は、SS(偏差値)とは?をご覧ください。
2.模試を受ける4つのメリット
模試を受けることには、4つの大きなメリットがあります。
このメリットを正しく知っているかどうかで、結果に大きな違いがでます。
改めて確認しましょう!
1.近い目標があるから頑張れるというメリット
2.会場の雰囲気になれるというメリット
3.問題形式に慣れるというメリット
4.どこに(知識の)穴があるかを発見できるというメリット
受験生になっても、部活や学校の行事、定期テストと忙しい生活が続きます。
その中で、入試までの長期計画をたてて勉強を続けるというのは難しいことです。
そこで、模試を「近い目標」として利用します。
模試は、春・夏・秋・冬そして本番というように1〜3ヶ月の間隔で実施されます。
このペースに乗って出題範囲表の通りに勉強するだけで、全ての単元を入試まで繰り返し勉強する(=入試対策する)ことになります。
「近い目標があるから頑張れる」ということは、大きなメリットです。
入試や模試には独特の雰囲気があります。
周りがみんなデキそうに見えたり、ペンの音や消しかすを払う音、咳払いなど、普段は気にならないことが突然気になることもあります。
そのような状況では、ケアレスミスが起きやすくなります。
入試本番がどんな環境でも集中して最大限の力を発揮するために、「会場の雰囲気に慣れる」ことは大切なメリットです。
模試と学校の定期テストは、内容も形式も配点も大きく異なります。
定期テストでは、授業で解いた問題や教科書の知識をそのまま問う問題がでますが、入試では、複数の単元を組み合わせて本質を理解しているかを試す問題もあります。
入試では制限時間を考えて、必ず得点したい問題と後回しにする問題を見極める、見直しの時間を確保する、などの工夫が必要です。
そして入試当日にできるように、模試で練習する必要があります。
「問題形式に慣れる」ことは、時間内に確実に得点するというメリットにつながります。
これが最も重要なメリットです。
模試の成績表をよく見ると、どこに(知識の)穴があるかを発見することができます。
生徒さんは自分が思う以上に何度も同じ間違いを繰り返すので、単元を基礎から復習して穴を埋める必要があります。
弱点の発見と復習を繰り返すことは、着実に合格に近づくというメリットにつながります。
*復習の仕方についてはSS(偏差値)とは?の「SSの使い方」をご覧ください。
3.申し込み方法 北海道学力コンクールの場合
ネットで申し込む場合は、「北海道学力コンクール」や「北海道学力コンクール 申し込み」で検索すると、HPや「オンライン申し込みフォーム」などがでてきます。
「オンライン申し込みフォーム」に、住所や名前、所属中学校などの指定された項目を入れて送信します。決済画面(クレジットカードで支払う画面)はでてこないので、安心してください。
申し込みの後、数日で出題範囲表や受験票、受験料の払い込み用紙などが郵送されてきます。受験会場の案内もあるので、大切に保管してください。
受験料は、期日までに振り込みます。
会場受験の方は指定された日時に、指定された会場で受験します。
自宅受験の方は、指定された期間で都合の良い日時に自宅でします。
1人ですが、ちゃんと時間をはかって5科目の模試をします。
自宅受験の場合、模試を終えると、記入した解答用紙の他に内申点や志望校を記入した用紙も添えて、道コン事務局に郵送します。
志望校を書く書類には、4校分の欄があります。
たまに1校しか書かない生徒さんがいますが、高校の様子を知るために、できるだけ多く書いたほうがいいと思います。
志望校が決まっていない、高校についてよく知らないという場合は、公立高校一覧や私立高校一覧を見ると便利です。
(自分には不釣り合いかもという心配は全く不要です)
受験料を期日までに払えなかった場合は、会場で対応してくれる事もあるようです。
受験を簡単にあきらめず、電話で確認してください。
*道コンのHPはこちらから
札幌進学サイトがお薦めする模試
当サイトでは、北海道学力コンクールの模試をお薦めしています。
理由は、3つあります。
30年以上というと、もしかしたら受験生の保護者の方も受験しているかもしれません。
それくらい長い時間です。膨大なデータによって作られる成績表は、今の本当の学力と、合格するために何をしたら良いかを教えてくれます。
信頼して、ぜひ1回でも多く受験してください。