2020年4月 私立高校の授業料無償化(返済不要)

 

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ここでは、2020年4月から始まった私立高校の授業料無償化についてお伝えします。

 

目次

1.私立高校の授業料無償化の制度について
2.就学支援金の判定基準
3.注意点
4.公立と私立、自分の子供の可能性を広げるはどちら?
5.「私立高等学校授業料の実質無償化」リーフレット

 

1.就学支援金の制度について

「私立高校の授業料無償化の制度」とは、文部科学省の「高等学校就学支援金制度」のことです。
この制度は、高校の授業料分の支援金を支給することで、高校生がいる世帯の負担を減らして教育の機会を均等にすることを目的としています。返済の必要ありません。

 

「私立高校の」と言われる理由は、国公立の高校の負担は2014年からすでに無償になっているからです。

 

就学支援金の手続きの時期

 新入生 2020年4月に学校で手続きをします。
 在校生 2020年7月頃に学校から案内があります。

 

就学支援金は誰に支給されるのか?

 就学支援金は国から高校へ支給されるので、支援金世帯への給付はありません。

 

就学支援金の対象者

 対象になる世帯の高校生で、2020年度の入学生と、高2・高3の在校生です。

 

2.就学支援金の判定基準

対象の世帯になるかどうかの判定基準は、時期によって異なります。

 

2020年4月〜6月の判定基準

2019年6月に受け取った「住民税決定通知書」か「住民税の課税証明書」に記載されている両親2人分の「市町村民税所得割」「都道府県民税所得割額」金額を合計して確認することができます。

所得割額の合計 15万4500円以下 15万4500円〜30万4200円 30万4200円以上
年収 590万円未満に相当 910万円未満に相当 910万円以上に相当
支給額

最大39万6000円
(月額3万3000円)

11万8800円
(月額9900円)

なし

 

2020年7月以降の判定基準

2020年6月に受け取る住民税決定通知書で確認することができます。
【計算式】
所得判定額
住民税決定通知書の総所得B×6% − 市町村民税の調整控除の額
*政令指定都市に納税している場合は「調整控除の額」に3/4をかけて計算します。

計算結果
(所得判定額)

15万4500円以下 15万4500円〜30万4200円 30万4200円以上
支給額

39万6000円

(月額3万3000円)

11万8800円

(月額9900円)

なし

 

3.注意点

授業料の平均額として月額3万3000円が支給される

授業料が3万3000円以上の高校では、差額を家庭で負担します。  
支給金額より授業料のほうが安いという場合もありますが、差額はもらえません。

 

授業料以外は補助されない

入学金や教科書代、修学旅行積立金などは補助されません。

 

授業料以外の教育費を支援する制度もある

「高校生等就学支援金」という制度があり、生活保護世帯や住民税非課税の世帯では、就学支援金と同時に給付を受けることができます。
チェックしてみるといいでしょう。

 

4.公立と私立、自分の子供の可能性を広げるのはどちら?

この制度により、2020年の4月からは、公立と私立のどちらに進んでも授業料の負担がないという家庭が多くなります。そのため、公立高校と私立高校を真剣に比較したり、公立高校に合格しても私立高校へ入学するということも増えてきました。

 

それぞれのメリットとデメリットを確認してみましょう。

公立高校のメリット
・学費が安い
・アルバイトを許可している学校もある
・高校の数が私立に比べて圧倒的に多いので、通いやすい
・私立に比べて、自由度が高い

 

公立高校のデメリット
・(熱心な先生もいるが)基本的に一律で生徒を指導する
・留学などには、あまり対応していない
・教師の移動がある
・多くの高校がオンライン授業に対応していない

私立高校のメリット
・受験や留学などに対して柔軟なカリキュラムを組んでいる高校もある
・修学旅行が海外で、行き先を選択することができるで場合もある
・教師の移動がない
・大学の指定校推薦をもっている
・付属大学への進学率が高い
・校風に特色がある

 

私立高校のデメリット
・授業料が無償化になっても、その他の費用が高い
・校風に特徴があるので、入学後に合っていないと感じることもある

公立と私立のメリットとデメリットは、どれも一長一短です。
しかしデメリットの部分は、良く調べることで解決方法が見つかったり納得できる
ことがほとんどです
考えても分からないことは、説明会や相談会などで気軽に質問してください。

 

とは言っても、「受験しても受かるか分からないのに、受かる前提で質問できない」という気持ちも良く分かります。けれど先生の立場になってみると質問は嬉しいですし、応援したい気持ちになるものです。

 

例えば「〇〇高校の部活に入りたい」と説明会で質問する生徒さんがいるとします。
合格すると、「頑張ったね、おめでとう!」「部活楽しんでね!」と歓迎されます。

 

不合格になると別の高校に行くことになります。
そこで部活に入り、公式戦で第一希望だった高校と試合をすることもあります。

 

聞いた話ですが、説明してくれた先生が顔を覚えていたらしく
「待ってたんだよ。残念だったけど、頑張っているんだね」と声をかけられて、
「恥ずかしかったけど嬉しかった」と感じたそうです。
だから、質問することに心配や遠慮は不要です。

 

「私立高等学校授業料の実質無償化」リーフレット


画像出典:文部科学省HP

 

文部科学省のHPはこちらから確認できます。
https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/mushouka/1418201.htm

 

 
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